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特集

フィンランド国旗

フィンランド

北カレリア地方は、ロシア国境と接する地理的な位置からも東西の文化が融合する地点。これまで多くの芸術家がインスピレーションを受けた湖と小高い山の風景は、森と湖の国を象徴するフィンランドの原風景ともいえます。また、東方教会の文化圏に位置するカレリア地方では、現在でもこの地で育まれた独自の文化が色濃く残り、カレリアならではの食や人々にも出会うことができます。自然を満喫するハイキング、カヌー、ラフティングなどのアウトドア・アクティビティも楽しめます。

カレリア地方の文化や風景に影響を受けた芸術家として最もよく知られているのが、作曲家のシベリウスです。交響詩「フィンランディア」を始め、カレリア地方を題材とした作品も多く残しています。また、フィンランドの国民的叙事詩「カレワラ」は、カレリア地方に伝わる口承詩をエリアス・ロンロートが集めたものでフィンランド人の心の拠所となっています。

コリ
コリ
ピエリネン湖の西側にフィンランドで最も美しい風景と謳われるコリ国立公園が広がっています。コリ国立公園は、氷河時代に形作られた岩盤、島々を浮かべた青い湖や季節により彩を変える森など、カレリア原初の姿を残しています。約3kmのコースからハイキングを楽しむことができ、2時間もあれば美しい景色を堪能しながら歩くことができます。
カレリア・パイ
カレリア・パイ
わらじを連想させるような小判型の形が特徴。生地はライ麦と小麦粉を使っており、ミルクで炊いたおかゆやマッシュポテトを包んで焼いたもの。温かいパイにエッグ・バターをトッピングしていただくのが一般的!味や形、トッピングなど各家庭でさまざまです。まさにフィンランドの「おふくろの味」的な一品です。
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